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花粉症・アレルギー性鼻炎の治療について

春を感じる季節になりました。
暖かくなって心弾む季節ですが、一方で患者様だけでなくクリニックのスタッフからも「つらい」という声が聞こえてきます。花粉症の季節ですね。

スギ花粉の飛散量は、前年の夏の気温が高いと多くなるそうで、今年は花粉飛散量が多い年。過去10年間で最も多いとも言われています。

花粉症・アレルギー性鼻炎の3大症状は、鼻水、くしゃみ、鼻づまりです。目の充血・かゆみ(アレルギー性結膜炎)、皮膚や口腔内のかゆみ、長引く咳、睡眠障害、倦怠感など様々な症状をともなうことがあります。

このような症状でお悩みの患者さんの数は近年ますます増加しており、いまや「国民病」とも言われています。

治療薬には、内服薬、点眼薬、点鼻薬など様々な剤型のものがあります。鼻水・くしゃみ型と鼻づまり型では、効果の期待できる薬剤が異なりますので、様々な種類の薬剤を組み合わせて治療を行います。

花粉症は春のスギやヒノキ科以外にも、夏や秋のイネ科や雑草などいろいろな種類があります。原因を特定するために何の花粉のアレルギーがあるかの血液検査で調べることもできます。当院でも行うことができますよ。

もちろん、発熱を伴ったり「いつもの花粉症とちょっと違うぞ?」と感じた場合は発熱外来の受け入れも行っています。コロナやインフルエンザの患者さんは減ってきてはいますが、やはり心配な病気ですね。